2024年4月10日

【2024年最新】生産管理システムの導入・活用に関する実態調査を公開

 京セラコミュニケーションシステム株式会社(以下KCCS)は、調査機関である株式会社ジャストシステムの「Fastask」を利用し、国内製造業の情報システム部門に勤務する方を対象に「生産管理システム(ERPを含む)の導入・活用に関する実態調査」を実施、その調査結果をまとめた報告書を公開します。

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 昨今、国内の製造業を取り巻く環境は、原材料価格やエネルギー価格の高騰に加え、部材不足や物流2024年問題などにより大きく変化しており、このように急速に変化する市場環境やリスクに柔軟かつ迅速に対応するためのツールとして、生産管理システムの重要性は一層高まっています。

 KCCSでは、製造業向けに最適化された「ERPソリューション」を提供しています。製造業における生産管理システムの導入検討をされるお客様のヒントとなるよう、各社の導入動機や導入プロセス中の課題などについてアンケート調査を実施しました。本調査は、国内売上100億円以上の製造業に勤務され、過去10年間に生産管理システムの選定・導入に関与されたことのある情報システム担当の方を対象に行っています。

 

目的 国内の製造業における生産管理システムの導入・検討される企業にヒントを得ていただくこと
調査対象

国内の売上100億円以上の製造業に勤務する情報システム担当者で過去10年間に生産管理システム(ERPを含む)の選定・導入に関与されたことのある方

調査時期

2024年1月15日(月)~1月17日(水)

調査機関

株式会社ジャストシステム(「Fastask」利用)

調査方法

インターネット調査

回答者数 355人
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「生産管理システムの導入・活用に関する実態調査」の主な調査項目

・生産管理システムの検討に至った背景
・生産管理システムの導入形態
・導入した生産管理システムの製品/サービス名
・生産管理システム導入前の問題・課題
・改善対象として重要度が高かった問題・課題
・生産管理システムの最終的な決定要因
・生産管理システムの導入時に生じた問題
・生産管理システム導入による成果
・生産管理システム導入後の満足度
・生産管理システムのSaaSへの切り替え意向
・生産管理システムをSaaSへ切り替えたい理由

調査概要

・生産管理システムの導入形態は過半数がクラウド、クラウド化が進んでいる
『生産管理システム』の導入形態は「クラウド(SaaS)」が36.9%、「クラウド(PaaS/IaaS/ホスティング)」が19.2%、「オンプレミス」が33.0%でした。クラウド全体では約56%を占めており、過半数がクラウドで運用している状況が明らかとなりました。

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・システム導入前の課題は生産計画、在庫などに関する予実の「ズレ」が多い
『生産管理システム』の導入前に社内で生じていた問題・課題は、上位から「生産計画と実績のズレ」が41.7%、「業務プロセスの属人化」が35.2%、「在庫把握のズレ、余剰在庫」が31.8%と続きました。

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・システム導入時、コスト増大や要件の変更、スケジュール遅延などの問題が発生
『生産管理システム』の導入時に生じた問題は、「当初の予算からのコスト増」が最多の32.4%、次いで「業務プロセスの再構築や改善」が31.5%、「システム要件・仕様の変更が発生」が30.4%、「導入スケジュールの遅延」が29.3%となっており、予算や要件、スケジュールなどに関わる問題が生じていたことがわかりました。
業務プロセスの再構築や要件定義の取りまとめといった、ITベンダー(導入支援者)側のコンサルティング力や推進力が問われるケースも少なくないことが分かりました。

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関連ページ

製造業特化型・グローバル対応「ERPソリューション」
https://www.kccs.co.jp/ict/service/erp/

導入事例
https://www.kccs.co.jp/ict/case/?category=05

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